3.6.1.4 b-L2BM命令におけるL1BM
L2BM命令におけるL1BMオペランドの文法は次の通りである。
code:txt
$lb<addr>
<addr>はL1BM内の長語単位のアドレスである。
L1BMはLMなどのPEメモリと違いアドレスインクリメントを指定できず、L2BM命令の内容に依存して、連続領域を重複なくアクセスするように自動的に決定される。
これは3.6.1.5 b-L1BM命令におけるL1BMで述べる、L1BM命令におけるL1BMでも同様である。
L1BMを構成するSRAMのポートはL2BM命令によりアクセスする側とL1BM命令によりアクセスする側で分かれており、並行にアクセスできる。
それぞれの側は1R/1Wであり、例えばL2BMへの転送の読み出しとL2BMからの転送の書き込みを同時に行うことはできない。
ただし、内部マルチキャスト命令(3.6.7.9l2bmi-L1BM間内部マルチキャスト)は読み出しを行うL1BMと書き込みを行うL1BMが分かれているので、L2BM命令によりアクセスする側のポートのみを用いて実現されている。